この記事では、難しい作法は抜きにして、「とりあえず書き初めを楽しみたい!」という時に何を揃えればよいかをまとめています。
あたなたが思う書き初めのイメージは「縦長の半紙」「普通の半紙」どちらでしょう?
「縦長の半紙」で書き初めしたいなら、半紙の大きさに合わせて「縦長の下敷きがセット」になったものを選びましょう。
正月の書き初めには、「縦長の半紙」の方が雰囲気がでておすすめです。
▼書き初めセット「縦長の半紙」向け(半紙の大きさ:17cm × 68cmくらい)
▼書き初めセット「普通の半紙」向け(半紙の大きさ:24cm × 33cmくらい)
普段の書道で使う「普通の半紙」は、大体24cm × 33cmくらい。
それに対して、書き初めでよく使われる「八つ切り」というサイズの紙は17cm × 68cmです。
書き初めの半紙はここで買えます
書き初めセットには、数枚しか半紙がセットになってないので、半紙は別途購入しておくと、書き初めを存分に楽しめます。
40枚あれば、2人から3人で分け合っても十分楽しめますよ。
▼縦長の半紙・八つ切り(半紙の大きさ:17cm × 68cmくらい)
▼普通の半紙(半紙の大きさ:24cm × 33cmくらい)
普通の半紙は100円均一でも購入できますが、縦長の半紙は売ってないことが多いです。また、書き初め時期には売り切れる場合もありますので早めに準備しておきましょう。
書き初め準備「代用可・不可」仕分けリスト
では、早速結論からまいりましょう。お家にある習字セットの中身を確認しながら、買い足すものと、そのまま使えるものを仕分けしてみてください。
【新たに買う物リスト】(基本はこの4つ!)
- 大筆(書き初め用): 普段の筆より太い、6号〜8号のもの。
- 下敷き(書き初め用): 長い用紙に合わせた、罫線(けいせん)入りが便利。
- 書き初め用紙: 学校の指定サイズを要確認。練習用に多めに。
- 墨池(ぼくち): 大きな筆に墨をつけやすい、深さのある器。
【お家の習字セットでOKな物リスト】
- 墨液(墨汁)
- 小筆(名前書き用)
- 文鎮(ぶんちん)
- 筆巻き
- 硯(すずり): 墨池がない場合の代用品として使えます。
一番の落とし穴!地域で違う「書き初め用紙・下敷き」サイズ確認表
書き初めの準備で最も注意したいのが、用紙と下敷きのサイズです。実は、このサイズは全国共通ではなく、地域によって「東京判」「埼玉判」「千葉判」といった独自の規格が存在します。
そして、ここで重要なのが、「書き初め用紙」と「下敷き」は必ずセットで考えなければならない、ということです。用紙と下敷きのサイズが合っていないと、はみ出して机を汚してしまったり、文字のバランスが取りにくくなったりします。
お住まいの地域やお子さんが通う学校の指定を確認し、下の表で正しいサイズの組み合わせをチェックしてください。
| 地域/規格名 | 用紙サイズ(約) | 推奨される下敷きサイズ(約) |
|---|---|---|
| 東京判 | 27.3cm × 101.5cm | 29cm × 110cm |
| 埼玉判 | 26cm × 78cm | 29cm × 90cm |
| 千葉判 | 21.5cm × 83cm | 25cm × 90cm |
| 八つ切り | 17.3cm × 68.2cm | 20cm × 75cm |
| 三枚判 | 35cm × 136cm | 38cm × 150cm |
※注意: これはあくまで一般的な目安です。最終的には、必ず学校から配布されるお便りや指定を最優先してください。
書道の先生が教える「失敗しない道具選び」3つのコツ
いざお店に行くと、色々な種類の道具があって迷ってしまいますよね。そこで、私がいつも保護者の方にお伝えしている、失敗しない道具選びのコツを3つだけお教えします。
- 大筆は「値段」より「穂先の柔らかさ」で選ぶ
高価な筆=良い筆とは限りません。特に低学年のお子さんは筆圧が弱いので、穂先が硬すぎるとうまく書けません。パッケージに「初心者用」「学童用」と書かれている、少し柔らかめの馬毛や羊毛の筆が扱いやすくておすすめです。 - 下敷きは「フェルト地で適度な厚み」があるものを
ペラペラの下敷きは墨を弾いてしまい、せっかくの作品を汚す原因になります。少し厚みのある、しっかりとしたフェルト地のものを選びましょう。墨の吸収が良く、書き心地も安定します。 - 墨池は「安定感のある形」を選ぶ
お子さんが誤って手をぶつけても倒れにくいよう、底が広くてどっしりとした形のものを選びましょう。プラスチック製で軽く、洗いやすいものがお手入れも簡単で便利です。
もし道具選びで迷ったら、ぜひお子さん本人に筆を持たせてあげてください。大人が「持ちやすい」と感じる軸の太さと、お子さんが「しっくりくる」太さは違うことが多いからです。私が指導を始めた頃はスペックばかり気にしていましたが、一番大切なのはお子さん自身が「これなら書けそう!」と感じること。この一手間が、お子さんのやる気を引き出す何よりの秘訣ですよ。
書き初め準備のよくある質問(FAQ)
最後に、保護者の皆さんからよくいただく質問にお答えします。
Q. 100円ショップの道具でも大丈夫ですか?
A. 小筆や下敷き、墨池などは、100円ショップのものでも十分活用できます。 ただし、作品の出来栄えに直結する大筆と紙だけは、文房具店で学童用に作られたものを選ぶことを強くおすすめします。
Q. 全部セットになっている商品を買うべきですか?
A. 初めて書き初めをする場合や、道具を一から揃える場合にはセット商品も便利です。ただし、お持ちの習字セットで使えるものも多いので、この記事の「代用可・不可リスト」で確認してから、必要なものだけを単品で買い足す方が経済的な場合が多いですよ。
Q. 部屋を汚さないためのコツはありますか?
A. 下敷きの下と周りに、新聞紙を2〜3枚重ねて広く敷くのが基本です。これだけで大半の汚れは防げます。それでも心配な場合は、食卓で使うようなレジャーシートを床に敷くと完璧です。後片付けも楽になりますよ。




